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ドラム式洗濯機の寿命は縦型より短い?メーカー別の寿命やお得な買い替え方法を解説
省エネ性能や乾燥機能など、多くの魅力があるドラム式洗濯機。
最近はマンションに置きやすいコンパクトなサイズや、一人暮らしでも使いやすい7㎏サイズなどの種類も増え、縦型洗濯機からの買い替えや購入を検討している方も多いかもしれません。
しかしドラム式洗濯機は15万円~30万円ほどと高額なものが多く、いざ購入するとなると気になるのは寿命です。
実はドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べ寿命が短いため、購入前には慎重に判断したいですよね。
そこで今回の記事ではドラム式洗濯機の寿命や、メーカー別での寿命について詳しく解説しています。
お得な買い替え方法についても紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
ドラム式洗濯機の寿命は約7年?実際の使用年数は

まずはドラム式洗濯機の寿命について知っておきましょう。
一般的にドラム式洗濯機の寿命は7年~10年と言われていますが、そのワケを詳しく解説していきます。
ドラム式洗濯機の寿命
ドラム式洗濯機の寿命は一般的に7年~10年程度と言われています。
これにはメーカーが設定する標準使用期間が大きく関係しているためです。
標準使用期間とは?
標準使用期間とは、メーカーが設定した製品を安全に使用できる期間のことです。
製造年を基準に設定されており「通常使用した場合」を想定されて定めています。
各メーカーが発表しているドラム式洗濯機の標準使用期間
大手メーカーでは家電の標準使用期間を公表しています。
- パナソニック…7年
- 日立…7年~10年
- 東芝…7年~10年
- シャープ…6年~10年
これを見てわかるように、国内の主要メーカーではドラム式洗濯機の標準使用期間を7年前後としています。
耐用回数が耐用年数を左右する
ドラム式洗濯機の耐用年数は7年前後ですが、実際には7年経つと必ず壊れるというわけではありません。
なぜなら家庭によって洗濯回数や使用状況などが異なるからです。
洗濯機の耐用回数は一般家庭で約2,500回〜3,000回で設計されています。
これは毎日1回洗濯機を回すと約7年~8年で寿命が来る計算で、寿命が7年という計算とも合っています。
つまり、毎日洗濯をする人は7年ほど使用できますが、1日2回、3回と洗濯回数の多い家庭では、7年よりも早く寿命が来る可能性があるということです。
実際には何年使えるの?
メーカーが定める標準使用期間は、一般的に少し厳しめに設定されています。
そのため、実際には7年よりも長く使えるということがあるでしょう。
その裏付けとなるのが、内閣府が発表している「消費動向調査」です。
例えば令和5年の消費動向調査では、一般家庭での洗濯機の保有年数が10.1年となっています。
ただしこれは縦型・ドラム式問わず集計された結果であるため、ドラム式洗濯機に絞った場合はもう少し短くなるかもしれません。
しかしお伝えしたように、ドラム式洗濯機の寿命は実際に洗濯した回数によって大きく変わるため、家庭によっては10年程度使えることもあるでしょう。
実際に使用してみた寿命の体感は?
ドラム式洗濯機の寿命は家庭の状況によって変化するため、実際の寿命に対しての体感もさまざまです。
例えば以下のような場合は寿命が早まり、なかには5年で壊れたという人もいます。
- 洗濯回数が多い
- 一度に大量の衣類を洗濯することが多い
- 湿度の高い場所に設置している
- 掃除やメンテナンスを怠っている
家族が多い家庭は、洗濯回数が多くなったり、一度の洗濯量が増えたりする傾向があります。
洗濯回数が増えることで寿命が早まるのは当然のことですが、一度に入れる量が多いと洗濯機に負荷がかかり、故障しやすくなるため注意しなければなりません。
また、設置場所や定期的な掃除をしているかどうかも寿命に影響します。
このようなことから寿命が早まることは十分にあり得るため、実際には使用年数が5年~8年程度だと体感する方もいるようです。
メーカーの部品保有年数は6年
家電にはメーカーが定めた部品保有年数というものがあります。
これは製品の修理のために必要な部品の保有年数のことで、洗濯機は一般的に製造打ち切り後6年です。
つまり製造後6年以内であれば修理に部品が必要になっても対応できますが、それ以上経過すると部品の供給が難しくなります。
そのため、洗濯機が故障したときの修理か買い替えの目安は、製造後6年を超えているかで判断しても良いでしょう。
このことも、洗濯機の寿命が7年であることに関係していると言えます。
寿命が近いサイン
急な故障で慌てないためにも、寿命が近いサインを見逃さないようにしましょう。
以下のような兆候があるときは要注意です。
- 異音や激しい振動がある…ベアリングやモーターなど内部部品の劣化
- 乾燥不良や洗濯物の生乾きがある…ヒーターやヒートポンプの機能低下・故障など
- 水漏れ・エラー表示・悪臭がある…配管やパッキンの劣化、内部異常によるもの
これらの症状があるときは早急に点検や修理の相談をしてください。
縦型洗濯機との寿命を比較

冒頭でもお伝えした通り、ドラム式洗濯機の寿命は縦型洗濯機よりも短いのが一般的です。
ここではなぜ寿命に違いが出るのか、詳しく解説していきます。
縦型洗濯機の寿命について
ドラム式洗濯機の寿命が7年程度であるのに対し、縦型洗濯機の寿命は約10年と言われています。
これは縦型洗濯機のほうが構造がシンプルで負荷がかかりにくく、故障リスクが低いとされているためです。
まずは主要メーカーが発表している縦型洗濯機の標準使用期間を見ていきましょう。
- パナソニック…7年
- 日立…7年~10年
- 東芝…7年
- シャープ…6年~7年
実は、縦型洗濯機でもメーカーが発表する標準使用期間はドラム式洗濯機とあまり変わりがありません。
設計上の標準使用期間は洗濯回数に基づいて決められているため、縦型、ドラム式で大きな違いがないとされています。
しかしメーカー側は、一般的な使用期間を次のように発表しています。
- パナソニック…8年~12年
- 日立…8年~12年
- 東芝…10年
- シャープ…約10年
これを見るとドラム式よりも寿命が長くなりやすいことがわかります。
なぜ縦型洗濯機のほうが寿命が長くなりやすいのか
メーカーが発表する標準使用期間がほぼ同じであるにもかかわらず、実際は縦型のほうが寿命が長くなるのには次のような理由があります。
- 乾燥機能がないためホコリが溜まりにくい
- 「槽」が縦型で安定しており、負荷がかかりにくい
- 大量の水を使用して洗うため内部に汚れが蓄積されにくい
縦型の寿命が長くなりやすいのは構造のシンプルさが大きく影響しています。
まず、ドラム式洗濯機は乾燥機能を備えているものが多く、ホコリや糸くずの詰まりといったトラブルが起きやすくなっています。
もちろんフィルター掃除を行うことでホコリを取り除けますが、目に見えない内部ダクトにホコリが詰まりやすく、これがトラブルに繋がります。
一方縦型にも乾燥機能付きのもはありますが、そもそもドラム式の乾燥機能と構造が異なることがほとんど。
縦型はファンが熱風を送る「ヒーター式」であるのに対し、ドラム式は洗濯槽内の空気の冷却(結露)と加熱を繰り返しながら、乾いた空気で洗濯物を乾かす「ヒートポンプ式」が主流です。
このヒートポンプ式はヒーター式よりも構造が複雑であるため、故障リスクが高くなります。
また、縦型は「槽」が縦になっており、負荷がかかりにくいのに対し、ドラム式は「槽」が斜めなので回転軸や軸受けに負荷がかかります。
ほかにも、縦型は大量の水でもみ洗いするスタイルなので、汚れや洗剤カスなども流れやすく、槽に汚れが溜まりにくいのも長持ちしやすい要因です。
メーカーの部品保有期間もドラム式とほぼ同じ
修理用の部品のメーカー保有期間についても、縦型、ドラム式とで大きな違いはありません。
パナソニックはドラム式が6年、縦型は7年となっていますが、そのほかの主要メーカーはどちらも6年です。
ただし縦型は構造がシンプルな分、使用している部品も少ないため修理や部品交換がしやすい、修理費用が安いといったメリットがあります。
メーカーによってドラム式洗濯機の寿命は変わる?長持ちするメーカーは

一般的にドラム式洗濯機の寿命はメーカーで大きな差があるとは言われていません。
しかし、洗濯機は国内・海外問わずさまざまなメーカーから発売されており、その価格や性能もさまざまです。
そのため、実際にはメーカーによって寿命に差が出ることもあります。
国内主要メーカーは長持ちしやすい
ドラム式洗濯機の寿命で長持ちしやすいのは「日立」「パナソニック」「シャープ」「東芝」といった国内の主要メーカーです。
また現在はハイアールの傘下となった「AQUA」も、長持ちしやすい洗濯機として高い評価を受けています。
これらは家電メーカーとして高い技術力を持っており、その分信頼度も高いメーカーです。
洗濯機自体の性能が良いのはもちろん、洗剤の自動投入や殺菌・消臭機能など生活がラクになるような機能も多く見られます。
このような機能は便利なだけでなく、洗剤を入れ過ぎないよう調整したり、カビや汚れの発生を抑えて掃除がしやすくなったりするため、結果的に寿命を延ばすことにも繋がります。
海外メーカーは壊れやすいのか
日本国内で購入されることの多い海外メーカーのドラム式洗濯機は「ミーレ」や「アスコ」など。
国産メーカーとは違い、海外メーカーの洗濯機はキッチン下に収納できるビルトインタイプが多く「家事動線がラクになる」「設置スペースの節約になる」などで人気を集めています。
また、国内メーカーの洗濯機よりも節水技術が高く、衣類が傷みにくい「たたき洗い」が主流であることも特徴です。
結論から言うと、海外メーカーの洗濯機でも寿命が7~10年と、国内メーカーと大きな差があるという情報はありません。
とは言え、ビルトインタイプであること、ドラム式洗濯機であることで故障はそれなりに多いという利用者の声もあります。
海外メーカードラム式洗濯機は故障時の対応やメンテナンスの方法などが国内メーカーのものと異なるため、購入前に販売店へ確認しておくのがおすすめです。
ジェネリック家電メーカーのドラム式洗濯機の寿命は?
ジェネリック家電とは、国内大手メーカー以外の中小企業による家電のことを指します。
「ジェネリック医薬品」の家電版というとわかりやすいのではないでしょうか。
一般的に国内大手メーカーの家電は高額になりやすいですが、ジェネリック家電は既存技術を利用するため開発にコストがかからず、かなり値段を抑えた価格設定になっています。
ほかにも、機能を最小限にしたり、デザインをシンプルにしたりすることで、安い値段での販売を実現。
また、保証面も大手メーカーより短くなっているのも特徴です。
大手メーカーのような安心感はないものの「とにかく安くドラム式洗濯機を手に入れたい」という方に、ジェネリック家電はかなりおすすめです。
以下に、人気のジェネリック家電メーカーを一部紹介します。
- アイリスオーヤマ
- MAXZEN(マスクゼン)
- 山善
- ドウシシャ
- ツインバード
- ドン・キホーテ
ジェネリック家電は価格が安いため、大手メーカーのドラム式洗濯機と比較すると「寿命が短いのでは?」と心配に思う方もいるかもしれません。
しかし、ジェネリック家電は機能が少ない分、構造がシンプルな造りになっていて壊れにくいため、特別寿命が短くなるということはないでしょう。
ただし、ジェネリック家電の多くは保証が短くなる傾向にあり、アフターサービスについてもメーカーによって異なることを理解しておいてください。
ドラム式洗濯機の修理or買い替えの判断ポイント

ドラム式洗濯機の寿命が約7年と聞くと「せっかく高いお金を払ったのだから長く使いたい……」と思う方も多いのではないでしょうか。
実際にはメンテナンス次第でもう少し寿命が伸びそうですが、不具合が起きたときに「修理するか、買い替えるか」でも悩む人が多いでしょう。
ここでは修理か買い替えのどちらが良いかの判断ポイントをまとめています。
修理がおすすめのケース
修理か買い替えかの判断ポイントはいくつかありますが、以下の場合は修理のほうがおすすめです。
- 購入からの年数が短い(製造5年未満)
- 保証期間内である
- フィルター詰まり、パッキン・排水ホースの不具合など軽微な故障
- 設置や使い方が原因のトラブル
最も判断しやすいのが「購入年数が短いかどうか」です。
5年未満であればメーカーに部品の在庫があり、修理がスムーズにできますし、その後も長く使える可能性が高いです。
製造から7年以上経過してしまうと部品が手に入りにくくなるだけでなく、修理してもまた別の箇所が故障するリスクが高くなります。
また、不具合の内容も判断ポイントの一つです。
フィルター詰まり、パッキン・排水ホースの不具合、設置や使い方などが原因のトラブルは複雑な修理ではなく、その場での対処や簡単な部品交換で済むことがほとんどです。
そのため出張費や部品費用のみで対処でき、コストをかけずに解決できます。
修理費用が5万円を超えるなら買い替えがおすすめ
買い替えがおすすめなのは、修理費用が高額になるときです。
ドラム式洗濯機は縦型よりも本体価格が高額になりやすいため、修理費用が5万円を超えたときは買い替えの検討をおすすめします。
- ドラム式洗濯機の部品は単価が高い
- 一般的にドラム式洗濯機の修理費用は2万5千円~4万円程度が主流
ただし、修理費用が5万円以下のときも購入から6年以上経過しているときは買い替えも視野に入れましょう。
一般的なドラム式洗濯機の寿命が7年、長く使用できても10年程度だと考えると、修理で何万円か支払うことや、メーカーへの配送や修理期間などの負担を考えると買い替えのほうがストレスがかかりません。
まずは修理費用の見積もりを取り「修理費用」や「修理期間」などを知ったうえで、どちらにするか判断してみてはいかがでしょうか。
寿命が近い洗濯機をお得に買い替える方法は?

ドラム式洗濯機は価格が高額になりやすいため、少しでもお得に購入したいですよね。
ここではドラム式洗濯機のお得な購入方法を紹介します。
下取りキャンペーンを利用する
家電量販店の下取りキャンペーンを利用すると、新しいドラム式洗濯機をお得に購入できます。
| 店舗名 | 下取りサービス内容 |
|---|---|
| ビックカメラ | 新しいドラム式洗濯機の買い替え時に最大5万円値引き(リサイクル回収も申し込み) |
| ノジマ | 下取り査定・無料下取りが可能 下取り査定の場合、購入費用から値引き 「下取りチェッカー」で査定額がわかる 対象商品あり |
| ジャパネットたかた | 最大5万円で下取り 対象商品あり |
下取りキャンペーンを利用すると、新しい洗濯機の価格が安くなるだけでなく、古い洗濯機の処分も簡単に行えるのもメリットです。
ただしキャンペーンの時期や内容は店舗によって異なるため、買い替えたいときに実施しているか確認しておくと良いでしょう。
安くなる時期を狙う
家電量販店のセール時期にドラム式洗濯機を購入すると、通常の時期よりも数万円ほど安く買えることがあります。
ドラム式洗濯機の買い替えで特におすすめなのは8月~9月です。
ドラム式洗濯機は毎年10月~11月に新製品が発売されることが多く、少し前の9月頃には旧モデルの在庫処分として値引きセールが行われます。
また、9月は大手家電量販店が決算セールを行う時期でもあり、展示品が値下げされたり、全体的に商品が値下げされたりします。
そのほかにも、3月の決算セールや12月・1月の年末・年始セールなども家電が安くなるため、お得に購入しやすくなるでしょう。
アウトレット品や年式が新しい中古を狙う
家電量販店によっては旧モデルや傷、汚れのあるアウトレット品などを販売しています。
これらは新品よりも安く手に入る一方で、店舗の保証が受けられるものが多く、安心して購入できるのがメリットです。
古いモデルや傷、汚れがあっても未使用品がほとんどなので、少しでも安く手に入れたい方にはおすすめです。
一方中古品はリサイクルショップやフリマサイトなど、さまざまな場所で気軽に購入できます。
中古のドラム式洗濯機は新品価格よりも約40%安く手に入ることが多く、コスパ重視の人におすすめです。
しかしドラム式洗濯機の寿命を考えると中古での購入を不安に思う方もいるかもしれません。
基本的に店舗で中古品を購入するときはメンテナンスやクリーニングがされていることが多いですが、中古であるため状態に気を付けて購入しなければなりません。
- 製造から5年以内のものを選ぶ
- できれば保証付きの店で購入する
- 臭い・見た目の清潔さをチェック
ドラム式洗濯機は寿命が短めのため、できるだけ年式が浅いものを選ぶのがポイントです。
状態を確認し、保証付きの店を選ぶことで中古のドラム式洗濯機を購入してもリスクを減らせますよ。
ドラム式洗濯機の中古をお探しなら「Reroom」へ
Reroomは名古屋市西区に店舗を構える、家電・家具の中古ショップです。
面積300坪の大型店舗にドラム式洗濯機をはじめ、さまざまな家電や家具が並んでいます。
当社の特徴は製造5年以内の上質な家電を取り揃えていることや、すべてメンテナンス・クリーニング済であることなど。
また、商品によっては当社の保証が付いているため、購入後も安心してお使いいただけます。
名古屋市近郊であれば商品の配送や車両の無料貸し出しなどもしていますので、お気軽にお立ち寄りください。
まとめ

ドラム式洗濯機の寿命は約7年ですが、定期的な掃除や正しい使い方をすれば10年程度使えることもあります。
本体価格が15万円~30万円と考えると高いと感じる人も多いかもしれませんが、ドラム式洗濯機には省エネや節水性能が優れるといったメリットも。
また、乾燥機能を使えば時短や家事の負担軽減にも繋がるなど、魅力がいっぱいです。
これからドラム式洗濯機の購入を検討している方や、すでにお使いの方にも本記事でお伝えした内容が寿命の見極めや購入時の参考になれば幸いです。
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監修者
黒田 真一
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